つま先がすり減ってきたら気軽に靴修理を利用

つま先がすり減ってきたら気軽に靴修理を利用

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お気に入りの靴を履いている時、ふと見るとつま先がすり減っていることに気づいた経験はないでしょうか。「つま先の靴修理は依頼したことがない」という人もいるかもしれませんが、靴修理のサービスではつま先のすり減りにも適切に対応してくれます。今回は、つま先のすり減りに有効な靴修理のサービス内容と、依頼時に気を付けたいポイントを解説します。

 

つま先のすり減りを放置すると修理不能になる可能性も

スニーカーを履いている人なら、靴底がすり減ってきたら買い替えを検討するでしょう。しかし革靴の場合は、靴修理に出せばより長くお気に入りの靴を履き続けられる点が魅力です。スニーカーとは異なり、パーツごとの分解が可能な作りになっているので、しっかり修理しながら使用すれば10年以上も履き続けられる場合もあります。

靴底のうち、かかとに次いですり減りが目立つ部分がつま先です。つま先を修理しないまま履いていると、靴への負担が悪化してしまいます。対策法としては、履き始める前に予めつま先を曲げることで、靴底の柔軟性が増します。靴がある程度柔らかくなれば地面にかかとが付きやすくなり、つま先部分で蹴り出すことが減るため、すり減りを防止することが可能です。ただしこの方法には限界があり、すり減りを完全に防ぐ方法とは言えません。

つま先のすり減りが徐々に酷くなってくると、今度はつま先の周辺部分が傷つきやすくなります。最初は靴底が地面と当たってすれていきますが、次の段階では直接甲革が地面とすれて傷がつくことに。すり減りがもっと進むと底の部分に穴が空いて、最悪の場合修理が不可能な状態になりかねません。そうなる前に靴修理に出して、穴が空いてしまう事態を避けましょう。

 

靴のつま先がすり減った時に対処できること

つま先のすり減りに気づいたら、早めにつま先の靴修理を依頼することが肝心です。つま先の補修として広く知られているのは、ゴムを利用してつま先部分を修理する修繕方法です。最近は耐久性に優れたウレタンゴム製の補修材が登場し、一度靴の修理をすれば当分の間は心配ありません。

革底の靴は、オリジナルと同じ様に革を使用して補修することもできます。見た目に関してはオリジナルに一番近い形で補修が可能ですが、ゴムと比べると耐久性は多少劣ります。また、歩き方や靴のデザインによっては音が気になる場合があるかもしれません。その時は、抜群の耐久性を持つスチールを使って補強する方法もあります。

あるいは、つま先の補強を兼ねて靴にハーフソールを貼るという選択肢も。仮に甲革まで靴のダメージが及んでいる場合は、靴磨きや補修での対処が可能です。基本的に、つま先は芯があって屈曲しないので補修方法も幅広く、しかも綺麗に補修できるケースが多いです。靴の種類としては、レザーソールを用いたパンプスはあっという間につま先がすり減りますので特に注意しましょう。

 

つま先部分がすり減る原因と修理に出すタイミング

歩く女性かかともつま先も、地面に直接当たる部分です。これらの箇所は常に摩擦が生じるので、傷みやすい部分。ガニ股の場合は外側、内股の場合は内側のすり減りが起きやすくなるのがかかとですが、足の先端に体重を乗せて歩きがちな人は、つま先が早くすり減ります。

つま先がすり減ってしまう原因としては、歩き方の他に靴底部分の硬さも挙げられます。靴底が硬いままだと、つま先で地面を蹴り出して歩くことになり、結果的につま先がすぐ削れてしまうことに。特に婦人用のパンプスはもともと華奢に見えるように靴底を薄く加工しているので、すり減るスピードが早いです。大事な靴のケアについての知識を知っておけば、靴底を気にせずに足元のお洒落を楽しめます。
一般的に、つま先を補強する靴には、履き続けて削れた靴以外に、新品もしくはそれほど履いていない状態の靴の二つが挙げられます。つま先がすり減って削れた時は、先程触れたようにゴムまたは革などで補強してつま先を整えます。一方、新品の靴の場合はスチールを使用してつま先を補強すると、削れにくい状態にしておくことが可能です。

修理に出すタイミングを見極める時のコツとしては、日頃から靴をよく観察しておくこと。一目見て分かるほどつま先が削れて、より深い層まで剥き出しになる前に修理に出して下さい。すり減りが進んでつま先に穴が空いても修理はできますが、修理する範囲が広くなると靴修理に時間がかかったり、割高になる可能性も。何より靴にダメージを与えてしまうので、気になってきたらなるべく早めに修理に出すのがポイントです。

 

つま先のすり減りを修繕する主な工程

つま先を補強する主な流れは、まずはすり減ったつま先部分をグラインダと呼ばれる道具やカッターなどで削って取り除いていきます。削りの行程が終わると、次はカッターナイフでさらに細かく削ります。歩く際、靴の中でもつま先は強い力で曲がる部分です。そのため、つま先の靴修理では補強材が簡単に剥がれないように補強することが非常に大切です。

靴のつま先を削っていく工程では、補強材と接着面が密着するように削られていきます。細かく調整しながら進めなければならないので、手作業でプロの職人が丁寧に行います。貼り付ける作業では、補強材に専用の糊を使用し、補強材をつま先に貼り付けて圧着。はみ出てしまった部分はグラインダで削り、しっかり補強材が貼られたことを確かめます。

ちなみに、補強材の特徴としては雨水に強いのがゴムで、クッション性もあるので利用されるケースが多いです。革の靴底なら革の補強材を使うと風合いを保ったままお洒落に仕上がりますが、雨には弱いです。スチールの場合はしっかりした状態の土台に貼り付けないといけないので、新品の靴を補強する時におすすめ。気に入っている靴なら、最初はスチールを使って補強しても良いでしょう。また、使用する素材によって靴の履き心地も多少変わってきます。違う素材で修理を依頼して履き心地を比べて、自分に合う素材を見つける楽しみもあります。

 

つま先のすり減りが気になりだしたら早めに靴修理に出して

愛着ある一足をできるだけ長く使いたいなら、すり減ったつま先を放置せずに靴修理を利用しながらケアしましょう。つま先の修理と言っても補強する素材は様々で、それぞれの素材によって強みが違ってきます。靴修理をこまめに行っていれば、ダメージが酷くなって靴の修繕が不可能というリスクを回避できます。プロの技によってまるで新品のように蘇った靴なら、また気持ちよく履き続けられます。

【参照リンク】https://www.kutsusenka.com/service/shoe-repair/
ソールをゴム・革にて補強できる修理も行っている靴専科です。